ホジキンリンパ腫 ABVD療法について [抗がん剤投与]
再入院して2日目にホジキンリンパ腫との診断が確定しました。
悪性リンパ腫は、白血球の中のリンパ球が癌化した腫瘍で、リンパ節が腫れることが多いらしいのですが、全身のあらゆる臓器に転移するようです。
それから、良性のリンパ腫というのは無いそうです。
日本での発生頻度は、10万人に7~8人ぐらいだそうです。
悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分類されますが、私の場合はホジキンリンパ腫の方で、日本人では悪性リンパ腫全体の10%と少ないタイプのようです。
ホジキンリンパ腫は、結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫と古典的ホジキンリンパ腫に分類され、95%が古典的ホジキンリンパ腫らしいです。
古典的ホジキンリンパ腫はさらに4種類に分類されます。
ホジキンというのは研究者の名前だそうです。
私の場合は、リンパ球豊富型古典的ホジキンリンパ腫というタイプのようで、ホジキンリンパ腫の6%以下だそうです。
病期はステージⅡB、真ん中程度の位置です。
さて、治療方法ですが、ホジキンリンパ腫の場合はABVD療法という4種類の抗がん剤を投与する標準的な治療方法が確立されているそうで、1日目と15日目に抗がん剤を投与する4週間を1コースとして、私の場合は4コース(4か月)を行い、その後は放射線治療に移行する予定だそうです。
抗癌剤は副作用が大きいと言われますが、既に選択の余地は無く、セカンドオピニオンなどと言っている余裕は全くありませんでした。
主治医に「癌専門の病院もあるようですが・・・」と相談したら、「標準的な治療で対応できるので、やることはどこの病院でも同じです。無駄な時間をかけるより早く治療に入りましょう。」 と・・・・
確かに、がん細胞の増殖力を身をもって感じている私自身が、一刻も早く何らかの手を打ってほしい気持ちでいっぱいでした。
医師から渡された説明資料では、点滴時間が2時間と記載されていましたが、実際には6時間半かかってしまいました。
ダカルバジンという薬剤の点滴スピードが速いと痛いんです。
「血管が・・・」
この薬の投与時間は60分でしたが、3時間かかってしまいました。
結局、すべての点滴が終わるまで6時間半もかかってしまいましたが、点滴終了後、ベッドからスッと起き上がると、
あれっ・・・
肩が痛くない?
どういうことだろう?
えっ・・・・
リンパ節の腫れが半減している。
ほぼ全部・・・・
初めてリンパ節の腫瘍が小さくなり、生き返った気分がしました。
抗がん剤の投与前は、リンパ節の腫れが増加・増大したことにより、神経が圧迫され、肩や腕に痛みが発生し、寝返りも困難な状況でした。
そもそもベッドからスッと起き上がれる状態ではなかったのです。
もう死なないかもしれないとさえ思えました。
こんなに早く効くのか。
増殖力も凄いが、死ぬのも早い。増殖力が凄いからこそ死ぬのも早いのか?
良くわからないが、恐ろしい。
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