血管の痛みが増してくる

抗がん剤の投与から６日が経過して、血管の痛みが強い。

血管自体が痛みの原因になっていて、血管がどんどん固く、敏感になっていく。

固くなった血管が腕の中で分離して引き連れていて、腕が疼き全身がだるい。

胃腸も悪く、今日は下痢でほとんど水状。

集中力がなく、一言でいうと「何もしたくない」

テレビを見ても放送内容を理解していない。

本も読みたくない。読んでもあまり理解していない。

新しい情報に関する興味が無くなってしまった。

これも副作用か？

精神的な副作用もあるのかな。

うつ病を引き起こしやすい抗がん剤について

ネットで調べてみたら、ＡＢＶＤ療法の抗がん剤の中にうつ病を起こしやすい薬があるようです。

ビンブラスチン／エグザール、ＡＢＶＤの（Ｖ）です。

思い当たる症状は、「何も興味がない・何もやりたくない」、「注意力が散漫・集中することができない」、「何もしていないのにとても疲れている」、こんな感じです。

明日は抗がん剤の投与日、天気が良ければ散歩に行きたいけど、雨が降ってきた。

病気になってから写真を撮っています。

１２月末に退院してから、時々、散歩しながら写真を撮っています。

感染症を避けるため、人の少ない公園や自然環境の豊かな場所に出かけます。

脱毛中なので、帽子をかぶってマスクをして、写真を撮っていると不審者ですね。

人の生活しているところには、たくさんの防犯カメラが設置されているので、不審者として通報されないように気を付けています。

http://3104photo.blog.so-net.ne.jp/

抗がん剤投与（ABVD）４コース１回目 「坊主か、バーコードか」

３月１０日（火）７回目の抗がん剤を投与しました。

白血球数２，９３０、いつもと同じくらい。

ダカルバジン（抗がん剤）の副作用で、これまで点滴をしてきた血管が赤く浮き出て固くなり、点滴の翌日以降も一週間以上厳しい痛みが続いていたので、今回は「血管を替えてください。」とお願いしました。

これまで左手の甲側親指方面に注射していましたが、同じ手の小指側の血管に引っ越しました。

今回は血管痛がほとんどありませんでした。ただし、血管痛が無くても抗がん剤投与は非常に疲れるということがわかりました。そういえばいつも体温が投与の前後で０．５度以上、上昇し病院からの家路には汗をかきます。

健康な血管は吸い込みが良いです。

利き手の右腕だけはまだ使いたくありません。両腕に支障が出れば生活に影響が出るからです。そんなことを言っている余裕がなくなるまでは・・・・。

現在の副作用は、気持ち悪い、食べ物や飲み物ががまずい、舌にできた口内炎、痔（出血あり）、血管痛（改善中）、倦怠感、脱毛、痔のため便は下痢気味にコントロールしている。

主治医曰く、　「脱毛はありますか？」・・・・・「かなりある。」・・・・・「元々の量が多かったですものね？」・・・・・

主治医は脱毛の度合いが少ないと思っているようだ。

しかし、中途半端が一番困る。

坊主にするか、バーコードが完成するまで現状を維持するか？

次回は、最後の抗がん剤投与になる可能性が高いです。造影剤ＣＴの撮影結果により、放射線治療に移行します。

未知の世界なので不安です。３週間（月曜から金曜）連続で照射するということと、カルテに３０という数字が記載されていましたが、予習をしていなかったので、帰宅後にネットで調べてみました。

月曜から金曜の５日×３週間＝１５回、３０グレイ／１５回＝２グレイ（１日線量）ということだと思われます。次回、主治医に詳しく説明してもらいます。ＣＴの結果次第ではありますが・・・・。

ネットで調べると、悪性リンパ腫には放射線治療が良く効くらしいですが、再燃・再発の可能性も高率だとか。

できる治療、効果のある治療をする。（抗がん剤の効果は凄い。身を以て体験した。）

できない治療、効果が不明な治療はしない。延命だけの治療もしない。

つまり・・・・。決断が必要なときに、「抗がん剤投与の副作用より厳しい苦痛」と、「苦しむ時間」を交換する価値（イベント）があるか。

死ぬことは、誰にとっても必要なことだから、問題はいつ死ぬかでしょ・・・。

受験勉強だと「今でしょ」ということになるのですが、「自分で死を決められることはある意味、幸いなことではないのか。」と・・・・・・

これまでの主治医との会話の中で、私の現在の主治医は、「正確なデータに裏付けられた治療方法以外は信じない。」と言っていました。

論文のデータが正しいかどうかは学者の責任でしょうか、それとも医者の責任でしょうか？

少なくとも患者の責任ではありませんが、患者は何かを信じることになるのだと思います。

株の世界に似ているような？

少なくとも、評論家は信用できません。（癌治療の世界には多いのでしょうか？）

最終的には、「信用できるかどうかわからないデータを信じるかどうか。」ということになりそうです。

大好きだったセブンカフェのアイスコーヒーも飲めない

抗がん剤投与から４日目、今回は味覚障害が非常にきつい。

前回まで辛かった血管痛からは解放されたのに・・・・・

今回は、何を食べても、「ま・ず・い」

醤油系の特に熱いものはほとんどダメだ。

口の中から喉のあたりが、やけどしたみたいな感じかな。

喉が渇いても飲みたいものが無い。まずくない飲料は、今のところ、牛乳とコーラぐらいだろうか。

セブンカフェのアイスコーヒーも飲めない。

コーヒー抜きのパン食しかないのか。

あとは菓子類、でも、醤油せんべいはダメだったし・・・・

おかゆも、みそ汁もダメ。

困った。

味覚障害の対策はできる

薄味の炊き込みご飯が、おいしいと判明しました。

病院の入院食のような味付けが良いようです。　「う・す・あ・じ」

今日は妻が鯛めしを作ってくれました。

「う・ま・い」

湯通ししたキャベツとソラマメをポン酢で・・・

「これも、う・ま・い」、妻に感謝。

サラダはドレッシングの味が難しいので、マヨネーズでＯＫ。

ポン酢が良いなら、湯豆腐系も良いかも。

蕎麦やうどんも関西風の味付けにしてみるか。

そうか、味付けに頼らない食材自体を食べるようにすれば良いのか？

食事は命です。

ひげ剃りの頻度について

これまで、ひげ剃りのことはあまり気にしていなかったのですが、

最近、二日に一度ぐらいの頻度で、ひげを剃っています。

病気になるまでは4枚刃のカミソリを愛用していましたが、感染症予防のため入院時にネットで電気シェーバーを購入しました。

入院中は毎日、ひげを剃っていましたが、退院後はひげも伸びなくなり、一時は一週間ぐらい剃らなかったような気がします。

毎日剃るほどではありませんが、ひげが伸びるようになってきたようです。

がん以外の正常細胞が活性化してきたのでしょうか。

それとも、抗がん剤に耐性してきたのでしょうか。

まあ、「副作用は変化する」ということなのでしょう。

寛解（不確定完全奏効）

 ３月２４日（火）、４コース最終の抗がん剤を点滴しました。

朝一番で、採血、造影剤CT、診察、抗がん剤投与というスケジュール、空き時間に院内のコンビニで朝・昼食。

検査後の診断は「寛解」とのことでした。

患者として自己管理責任を果たせました。主治医と家族に感謝します。

「寛解」について、独立行政法人国立国語研究所の「病院の言葉を分かりやすくする提案」によると、

「症状が落ち着いて安定した状態であって、症状が一時的に軽くなったり，消えたりした状態、

このまま治る可能性もあり、場合によっては再発するかもしれない。」

ということらしいです。

造影剤CTの結果は、「最初にできた首筋の腫瘤については痕跡が認められる。」

「あごの下に発生した複数の腫瘤については消失している。」

「寛解です。抗がん剤治療を終了して放射線治療でベストを尽くしましょう。」

ということでした。

カルテには［ＣＲｕ］と入力されていました。

帰宅後、調べてみると「不確定完全奏効」という意味のようです。

「完全奏効」の場合は、［ＣＲ］という記載になるようです。

診察後、８回目の抗がん剤を投与しました。

白血球数２，４８０、Ｓｅｇ３７％、これまでで最も低いデータです。

今回は血管痛はほとんど無し。抗がん剤投与の前後で約１度の体温上昇、病院からの帰路に大汗をかき、立ち眩み、途中でちょっとヤバイかも・・・・・なんとか、無事帰宅できました。

現在の副作用は、舌にできた口内炎、脱毛、倦怠感、味覚障害ですが、今日の点滴でまた新たな副作用が出るのでしょうか。

今月中に放射線科を受診し、４月から放射線治療開始予定、詳細はまだ未定です。

今回も味覚障害、き・つ・い

抗がん剤投与から２日目、今回も味覚障害が非常にきつい。

血管痛は無いが、注射痕が赤いあざのように残った。

今回の注射はCTの造影剤投与が先だったので、いつもの輸液療法室ではなく、

放射線センターで注射し、造影剤投与後も注射針を温存したまま抗がん剤投与を行った。

前回と同様に、何を食べても、「ま・ず・い」

しばらくは、「う・す・あ・じ」作戦しかないな。

大好きだったバターしょうゆ味、喰えない

食欲あるのに食べられない。

主食がダメなら、ポテチでも食べようと・・・

まさか、「バターしょうゆ味」が、まずくてたべられないなんて・・・

しょうゆは大敵だ。

豚骨スープもダメだった。

コーンスープOk

塩ラーメン微妙。

ソース焼きそばOk

チョコレート、アイスクリーム、ヨーグルトOk

関西風のうどんOk　（ヒガシマルのスープ）

豆乳（苦手だった豆乳がう・ま・い）

野菜ジュース（好きだったのにま・ず・い）

ステーキ（塩・こしょう限定）

ビーフシチューOk

ミートソースOk

現在の主食は、白米にサケフレーク。これはう・ま・い。

ツナ缶はあまりうまくない。

外出時もコンビニの「しゃけのおにぎり」はマ・チ・ガ・イ無し。

脱毛にブレーキかかったか？

抗がん剤投与から４日目、これまでのパターンでは3日目から脱毛量が増加して、5日間ぐらい継続していましたが、前回（7回目のの抗がん剤投与）から、脱毛量が著しく減少しているようです。枕に付着する毛も非常に少なくなっています。

眉毛とまつ毛も必要十分な量は残っています。

看護師さんに聞いた話では、眉毛よりまつ毛が抜けると生活に支障が出るとのことでした。

頭髪と下半身の毛は4分の3ぐらい抜けました。（４コース完了、まだ、副作用はしばらく続きますが・・・）

どうせ抜けてしまうと覚悟していましたので、毎日洗髪、指の腹で頭皮をごしごし洗ってきました。

脱毛量が多い時は、頭皮が少しヒリヒリしましたので低刺激のボディーシャンプーを使いましたが、

今は家族と同じ、石鹸やシャンプーでも全く問題ありません。

腕の毛は採血やら点滴の際の絆創膏をはがすときに毛が抜けて痛いので、あらかじめ剃ってしまいました。

今日は、初めての放射線科受診です。

どのような副作用があるのか、不安です。

放射線科受診（治療方針）

抗がん剤の副作用による免疫の低下が回復する４月中旬から放射線治療を開始し、５月中旬まで１７回の照射をすることになりました。

事前に、放射線の照射設計をするためのCT撮影とリハーサルを行います。

治療中は無痛らしいのですが、治療後半以降の副作用がたいへんみたいです。

私の場合、首筋の両側に照射するため、口の中にかなりひどい副作用が発生するとのことです。

特に唾液が出なくなることが問題で、症状が厳しく、回復に約２年間を要する事例があるとのことです。

私の場合、年齢的に考えて、再発した際の治療方法に於いて年齢制限が影響する可能性があり、ここで多めの放射線を照射をしておいた方が良いとのことでした。つまり、副作用も多めに出るということ・・・・

副作用は個人差があるので、チャレンジするしかありませんが、正直なところショックです。

抗がん剤の投与から仕事を休んでいますが、そろそろ有給休暇と病気休暇を使い果たしてしまいます。

休職処分になると給料が減るので、減給にならなないように限界まで副作用に耐えながら、ストレス貯めて、仕事をして・・・・

やれるところまでやってみるしかないですね。

でも、それって自分のため？

違うような気もしますが、義務感があるんですよね？

生きていくための・・・

ならば・・・

どうする？

とりあえず、楽観的に・・・・

それがいい。

人事異動の内示

人事の異動内示があり、昨年の12月に入院以来、初めて職場の自分のデスクに向かいました。

昨年の4月にも、一昨年の4月にも異動辞令が出ましたので、3回連続の毎年異動です。

現在、免疫力が非常に悪い状況なので、妻に相当手伝ってもらいながら、できるだけ短時間で不要物の処分をしてきました。

同僚や部下にできるだけ迷惑をかけないように・・・・

抗がん剤の副作用はまだしばらく続きますので、放射線治療から少しづつ職場復帰を希望してみましたが、人事的には「治療に専念してください。」ということで・・・・

一応、検討しますが・・・・

組織の本音は「早くやめてください。」ということでしょうね。

当然だと思います。

放射線治療の副作用次第では、一旦、休職するしかないかもしれませんね？

タイトル何にしよう？気持ち悪い。

抗がん剤投与から６日目、引き続き味覚障害が非常にきつい。倦怠感もピークかな。

これまでの副作用が蓄積しているようです。

気持ち悪いなあ。

手も足も爪がボロボロです。

でも、伸びている。

無理をするとはがれそう。

見た目は、ミーラみたいだね。

「サイバーナイフ」って何？

妻が職場で情報を仕入れてきてくれた。

放射線治療に「サイバーナイフ」っていうのがあるらしいとのこと。

ネットで調べてみると、

ロボットアームの先に取りつけられた放射線治療装置が体の周りを自由自在に動き、集中的に放射線を腫瘍に投与する定位放射線治療（ピンポイント照射）専用の装置で、可動域の広いロボットアームを動かすことで、場所を変えながら放射線を照射することができるため、正常組織にあまりダメージを与えずに治療行うことが可能。

また、間欠的に画像での照合を行い、呼吸により移動する腫瘍を追尾して放射線を照射することができる。呼吸を止めたり、大掛かりな固定器具などを使用する必要がないため、患者の負担を軽減することが可能。

ミサイル追尾システムを応用して、精度が高いから副作用を少なくできる装置のようだ。

脳腫瘍に使う装置なのかな？

高いのかな？

今度、主治医に聞いてみよう。

桜満開、でも血管痛

抗がん剤投与から８日目、また血管痛がやってきた。

左腕の皮膚がしびれて、感覚がマヒしている。

桜が満開なので、昨日も、今日も、自転車併用で３時間位、散歩しています。

桜を見ながらの散歩は、疲れが少ないような気がします。

病は気から・・・

これまでの人生で、こんなに時間をかけて、桜の花をじっくりと、ゆっくりと、見たことはありませんでした。

桜にも色々な種類の花がありますね。

でも、今年は多くの種類が、一斉に咲いてしまったので、花の蜜を吸いに来るヒヨドリやメジロなどの野鳥たちもたいへん忙しそうに飛び回っていました。

明日から新年度、世間は皆、忙しそうですね。

私の新年度は、放射線治療から・・・・