SSブログ

蛍の光 [その他]

夕ベ、ウォーキング(約14,000歩)を兼ねて平家ボタルの観察会に行きました。

平家ボタルの光は、とても小さくて繊細で、はかないものでした。

ホタルの光は、複雑な想いをもたらします。

私には終末期の人の命のともし火のようにも想えました。

もう一度、光るのか・・・・

もう光らないのか・・・・

と思えば、光りながら飛んで行き・・・・・

スーッと消えてしまう。

はかない命のようです。

むかし、「蛍の光」という歌は卒業式の定番でしたが、歌詞の内容は戦争の歌のようです。
特に3番と4番は・・・・・

以前に、一瞬だけゲンジボタルの光を見たことがあるのですが、

平家ボタルの光は、初めて見たので、たいへん印象深いものでした。

蛍の光を見慣れている人にとっては、どのようなものなのでしょうか。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

初梨、初スイカ、美味くない [副作用(放射線)]

先日、妻の実家でスイカをいただきました。

今日は、近所の梨園で幸水梨を買ってきました。

味覚障害なので、梨の甘みもスイカの甘みもわかりませんでした。

つまり、「美味くない」

うっかり、口ずさむと妻に叱られます。

果たして、「うまい!」 と叫べる日は来るのだろうか?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

毛は生えてきたが・・・・人徳の無さを痛感 [副作用(抗がん剤)]

抗がん剤による脱毛が終わり、毛が生え始めてから約3か月になりました。

毛が生え始めたころから、フケがでるようになり、

時には、3ミリから5ミリくらいの頭皮のかけらのようなフケが、

毛に刺さったような状態で、採れてきます。

脱毛中は、恐る恐る頭を洗っていましたが、今は、頭皮洗浄ブラシでゴシゴシ洗っても毛は抜けません。

ただ、毛質が変わり、毛先がロールしてしまいます。

毛先を切ってもらえば、張りのある髪に戻るかと思い、

先日、脱毛終了後2回目の床屋に行きましたが、

脱毛前のような張りはなく、柔らかく、寝たきり状態の髪です。

髪の毛が薄いバーコード状態は改善し、頭は黒くなりましたが、毛が張り付いているといった感じです。

それから、白髪が減ったようです。

放射線を当てた襟足部分の毛も、少し産毛が生えてきたようです。

妻が「生えてきたよ~」と言ってます。私には見えませんが・・・

全身の後ろ姿は、ヘンなおじさんです。

襟足の端部の位置が普通の人より高い位置で、生え際が横一文字になっています。

襟足の毛がきちんと生えそろうと、自然な形に戻るはずです。

毛が生えてから、声をかけてくれる人が、少し、増えたような気がします。

見た目が、みすぼらしい人には声を掛けにくいんですかね?

しかし、私の病気を知っている人の中には、なるべく会話を避けたい方も少なからず居られるようです。

病気前との対応が明らかに異なり、そのような感じを強く受けることがあります。

差別ですかね、それとも区別ですかね?どちらでも構いませんが・・・

「死んでしまうかもしれない人」には用が無いのでしょう?

それとも、私自身が人間的に嫌われたのでしょうか?

あるいは、私に対して、これまで我慢をしてきた人たちなのでしょうか?

おそらく、後者かな・・・・

私自身の社会的な力(将来性)がなくなったということの現れでもありそうです。

「自分の役に立たない奴には用が無い」

これは、上司にも部下にも共通します。

でも、自分にとって「いい人」を簡単に選別することができるようになりました。

いい人、少ないな。

自身の人徳の無さを痛感しています。

おそらく、これまでの私の人生は間違っていたのだと思います。

やり直すことは???


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

味覚障害に変化あり [副作用(放射線)]

どうも最近、味が濃い。

甘いものは、凄く甘く、しょっぱいものはメチャクチャしょっぱい。

もともと大好きだったミニストップのソフトクリーム【バニラ】、
甘すぎて、食べられない。

ラーメン系もしょっぱくて、水で薄めてしまう。

今、一番好きなのが、白いご飯に水をたっぷり注いで食べる。
これがうまい。たくさん食べられるし・・・・

一時、辛い物がスゴク辛くて、全く食べられない時期があったが、今は辛い物は大丈夫。

ジュース類も甘さがキツ過ぎる。

何故か、お酒の味は闘病前と変わらないが、もともとあまり好きではない。

お茶系もおいしくはない。

先日、有名らしい鰻屋で業界の情報交換会があったが、
どうせ食べてもおいしくないので、
うな重をお土産にしてもらい子供たちに食べさせた。

早く、正常に戻って、おいしいものをたくさん食べたい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

温泉の禁忌症について [その他]

お盆休みを使って、家族で源泉かけ流しの温泉に行ってきました。

放射線治療で皮膚に副作用があると、温泉には入れませんが、
唾液分泌障害と味覚障害以外はかなり良くなりました。

抗がん剤の副作用で剥がれてしまった足の爪もだいぶ治ってきたので、
1年ぶりの温泉です。

IMG_0028.jpg

(旅館の入り口の風情です。)

00002603.jpg

(旅館入口の夜景:苔が美しい)

いわゆる「秘湯」です。

00002612.jpg

病気になる前から毎年、温泉に行ってました。
昨年は新潟県奥湯沢の貝掛温泉へ。
ここは、江戸時代より日本に3つの「目の温泉」として知られる温泉です。

今年は福島県の二岐温泉に行きました。
ここは、我が家の「秘湯めぐり」の原点となった温泉で、11年ぶりです。

00002615.jpg
(シンプルなフロント:秘湯の宿はこれで良いのです)

温泉に行くと必ず掲示されているのが、「禁忌症」です。

00002616.jpg
(自噴泉の脱衣場:昨年新築したようです。ヒノキの香りに包まれます。)

00002617.jpg

(自噴泉:湯船の底は天然の河原で、岩の裂け目から熱い湯が自噴しています。)

00002633.jpg

(露天風呂:男性専用:まれに釣り人が釣り竿を片手に、目の前の川を昇ってきます。)

00002629.jpg

(露天風呂2:ぬるくて夏には良い)

温泉の一般的禁忌症(浴用)として、「悪性腫瘍」が含まれていました。

つまり、「がんの人は入ってはいけません。」ということになります。

私は「寛解」したので、問題ありませんでしたが、気になったので調べてみました。

「温泉法」という法律により、温泉提供者には禁忌症を掲示する義務が課せられていました。

そして、昨年の7月、環境省が温泉法に基づく禁忌症等の掲示の基準を定めていました。

それによると、「進行した悪性腫瘍・・・(略)・・・などの身体衰弱の著しい場合・・・(略)」という基準があるのです。

法律は、「がん患者は温泉に入ってはダメ」と言っているのではなく、
「がん患者で衰弱の著しい人は入っていはいけません」ということのようです。

しかし、温泉提供者は法律の意味を正しく理解していないようで、
禁忌(慣習的に禁止したり避けたりすること)症の一つとして、「悪性腫瘍」とだけ掲示されていました。

温泉には病気を治す効果があると謳われることが良くありますが、
泉質別の適応症は、温泉法に基づく禁忌症等の掲示の基準で定められているのでした。

http://www.env.go.jp/nature/onsen/docs/kyokucho.pdf#search='%E7%A6%81%E5%BF%8C+%E6%B8%A9%E6%B3%89'


nice!(1)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

足の先に電気が走る [副作用(抗がん剤)]

肩こりから来る頭痛は解消しましたが、

昨日から首を動かすと足の先に電気が流れたようなシビレが来ます。

特に下を向いたとき、ビビッと・・・・

両肩の筋肉が凄く固くなっています。

血液内科の診察は2週間後、それまで耐えられるかどうか?

次から次に新しい症状が出てきます。

困ったものです。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

PET [大学病院]

今日は、仕事を休んで都内の本院に行き、PET検査でした。

通院時間は電車で片道約1時間、病院での拘束時間は約3時間、

都内はたいへん蒸し暑く、道に迷ってしまい疲れました。

検査結果は、後日、主治医から説明があるとのことです。

この病院では、一日に20人ぐらいがこの検査をするそうです。

再発していなければ良いのですが・・・・


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

急激に歯茎が腫れ、大学病院へ [口腔機能管理]

少し、歯槽膿漏気味かな。と思っていましたが、昨日の夜から歯茎が腫れ、

パンパンになってしまいました。膿がたまっている状態です。

我慢できなくなりそうな痛みがあり、

今朝、大学病院に連絡して、午前中に切開してもらいました。

がん治療に伴う周術期口腔機能管理は、こういう時にたいへん助かります。

病院が比較的近いこともあり、待ち時間も少なくて、本当に助かりました。

しかし、膿がたまるということは免疫機能が正常に働いているということですよね。

膿は、崩壊してしまった白血球などの体内組織や細菌の集まりらしいので、

細菌による感染症にかかり、自分の免疫細胞が細菌と闘っているのだと思います。

抗生物質と痛み止めが処方されました。

仕事も忙しくなり、残業も増えてきたので、体力的に衰えてきているのだと思います。

こういう疲れた時に、しばしば歯槽膿漏になります。


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

共済金の請求と差額ベッド代 [その他]

私は民間の生命保険には加入していません。

結婚する際に保険の見直しを行い、民間の生命保険や年金をすべて解約し、

かんぽと掛け捨ての各種共済に加入しました。

共済は、掛け金の余剰分が払い戻されるので、費用対効果に優れていると思います。

しかし、三大疾病特約を付けたのは1種類だけで、それも悪性リンパ腫が発症する約1年前でした。

月掛1,200円の特約で、診断確定、入・通院合わせて、約70万円ほどの共済金が支払われます。

助かりました。

退院した時に、一度共済金の請求をしたのですが、改めて退院後の通院日数を調べてみたら、

8カ月で約40日の通院がありました。

抗がん剤投与、放射線照射、周術期口腔機能管理、経過観察、その他の通院です。

やはり、病院選びは入院後の通院条件を良く考えてから決定した方が良いと思います。

病院が遠いと何かと不便ですし、通院で疲れてしまいます。

もう、がん保険には加入できないので、ありがたさを痛感しました。

健康な方は、少ない掛け金で良いので、「がん保険」や「がん特約」に加入すべきだとつくづく思います。

入院中、私は、4人部屋と個室を行ったり来たりしていました。

個室の差額ベッド代は都内の有名病院だとかなり高いみたいですね。

私は地方の病院なので、安い方だったと思います。

どうしても、他の患者さんに迷惑を掛けないようにと思ったり、

あるいは他の患者さんとの同居が辛いときが必ずあるものです。

保険(共済)に加入するときは、個室の差額ベッド代を目安にすると良いかもしれません。

標準治療なら、通院が楽な病院や個室料金も参考になるのではないでしょうか。

●個室料金(1日当たり)

※間違っているかもしれませんので、信用しないでください。

虎の門病院    ¥49,680
がん研有明    ¥33,000
国立がん研究センター中央病院 ¥37,800
国立がん研究センター東病院   ¥16,200
東大病院     ¥21,600
東京女子医大  ¥32,400
日本医科大学千葉北総病院   ¥16,200


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:日記・雑感

口腔機能管理 [口腔機能管理]

今日は、月1回の定期口腔機能管理で、大学病院の歯科に行きました。

自分では、先週、腫れあがった歯茎はすっかり治っていると思っていたのですが、

腫れは引いたものの、まだ、炎症しているらしく、また、切開されてしまいました。

口の中の炎症は、自分で思っているよりも状態が悪い傾向があるようです。

自分で「もう、ダメかな?」と思う段階には相当酷いことになっているのだと思います。

あまり我慢しないで、早めに診察してもらうべきですね。

歯の根元の掃除と研磨をしてもらい、フッ素を塗布してもらいました。

近所の歯科より痛くないし、料金も驚くほど安いので助かります。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

今年の年賀状に現れた病気の暗示 [その他]

私は、毎年、写真年賀状を作っている。

家族の写真を数枚掲載するのだが、背景色をどうするか、毎年、悩んでいる。

今年の年賀状の背景は「黒」にした。

妻は縁起が悪いと言って怒っていたが、私は黒がたいへん気に入った。

全体が引き締まる感じと、正装するイメージが年賀状にふさわしいと思った。

そして、傍らにたくさんの小さな白い羊が「招福」という赤い文字から舞い降りてくる挿絵を入れた。

今、思えば、まさに「悪性リンパ腫」のイメージどうりの年賀状ではないか?

「死」を表す黒と、「リンパ腫」を表すたくさんの小さな白い羊の群れ。

作成したのは、昨年の11月、生検手術をする前だった。

つまり、まだ、悪性リンパ腫と診断されていない時期で、

もちろん、自覚症状もない時期に素案が完成していたのである。

このとき、すでに私の脳は、悪性リンパ腫の罹患に気が付いていたのかもしれない。

そして、12月の入院が決まったとき、この年賀状を出すか、出さないか、非常に迷った。

迷った挙句に、年賀状とは別に、自分の死亡通知はがきを日付抜きで作成しておき、

年賀状を出すことにした。

「年内には死ねない」、「年内には死なない」と心に決めた。

併せて、もう、次回からは年賀状を出すのはやめようと思った。

最近、年賀状はめったに会わない友人に限定してきている。

いつ死ぬか、分からなくなり、生きているうちに年賀状を出す習慣を

なくそうと思った。

しかし、病気が「寛解」した今、来年の年賀状はどうしようか、

再び迷い始めている。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。