副作用のめまい、車の運転はできるのか? [副作用(抗がん剤)]
入院中、ラーメンが食べたくて、今日は比較的家から近い行列のできるラーメン屋に行くことにした。
ところで、入院前から肩のリンパ節腫大により左腕の神経が圧迫され車の運転をやめていた。
抗がん剤の投与が始まってからは、めまいが続いている。
「果たして、車は運転できるのだろうか?」
運転してみて不安があれば、妻にバトンタッチするつもりで、家族を乗せて出かけた。
車の運転は全く問題なかった。歩くよりずっと正常。おそらく歩くよりも頭が揺れないからだと感じた。
階段を上るときは、結構ふらつくので、頭の上下運動は苦手なようだ。
でも、必要なときには車を運転できることが分かったので、安心した。
ラーメンは待ち時間30分ぐらい。土日はいつも1時間ぐらい待つので今日は早い方かな。
家族みんなで大満足でした。
入院前に購入した本を紹介します。 [読書]
(1)医師の説明を聞くための予習用と理解するための復習用に使用した本
①心配しないでいいですよ再発・転移悪性リンパ腫
※患者のために書かれたわかりやすい本です。
②血液診療エキスパート悪性リンパ腫
※専門医向けの難しい本でしたが、参考になりました。
(2)副作用対策として、食事の注意事項を調べた本
①抗がん剤放射線治療と食事のくふう
※退院時に白血球が減少していたので参考にしました。副作用別の注意事項がわかりやすい。
(3)死の覚悟と死に方を考えるために
※自分の死にどうやって向き合うかは、自分だけの問題では済まされない。
※自分の意思を大切な人に託す責任がある。
①お別れの作法
②一流の死に方
③僕の死に方エンディングダイヤリー500日
④永遠の別れ 悲しみを癒す知恵の書
⑤ミドル世代の危機を乗り越える!45歳からやり直す最高の人生
(4)その他
敦賀湾原発銀座「悪性リンパ腫」多発地帯の恐怖
2015年 元旦 [その他]
一時は不透明だった 【2015】 がやって来た。
子供たちにお年玉。
年賀状の返信。
自分と妻の実家へ年始回り。
妻の実家の近くへ初詣。
そして、今朝から、脱毛が始まりました。
今日も疲れた・・・・・・
脱毛対策の髪型について(男) [副作用(抗がん剤)]
風呂に入って、頭を洗うときりがない。
どんどん髪の毛が抜ける。洗うのどこで、やめるか?
髪型については、入院する前に行きつけの1,000円床屋の店長さんに相談した。
自分でも相当悩んだが、七三のサラリーマンからサッカー選手みたいに大胆に切ろうと思い、ツーブロックという髪型のモデルの絵を持って行った。
すると、「この髪型はスーツを着て仕事をする人の髪型ではありませんよ。」、「部下を持つ人の髪型ではない。」とちょっと怒っている様子。
「実は、明日、入院するんですけど、一か月後には髪の毛が全部抜けてしまう予定なんです。」と言うと
「強い薬を打つんですか。」
「抗がん剤を投与するので、短くしておいた方が良いと思うのですが・・・・・」
「刈り上げた短い毛が抜けると、肌着に刺さって取れにくいかも知れません。お客さんの毛は細くて張りがあるので、抜けた毛は刺さりやすいかも・・・・・。仕事柄、今までそういうお客さんを何人か見てきましたが、坊主にしてしまう人が多いですね。でも、抜けた毛を拾うことを考えると、つまみやすい長さは3~4センチぐらいではないでしょうか?刈り上げないでトップを4センチでまとめてみてはいかがでしょうか。」
「それで、お願します。」とこんな感じでした。
今、思えば、大正解だったな。抜けた毛を集めるのが楽だし、あまり短くしないことが重要だと思います。
抗がん剤投与を控えた3連休 [副作用(抗がん剤)]
世間は成人の日を含む3連休、私はいつも連休です。
連休明けには、抗がん剤投与2コース1回目の点滴が待ち受けているので、家族のタイムスケジュールを調整して、ピザ食べ放題へGO。みんな元とったか?
午前中は、めまいが軽くなってきたような気がするので確認と運動不足解消を兼ねて、2時間の散歩。大部分は休憩。
午後になって、凄い疲労感。大丈夫という意識とは裏腹の現実、やっぱり疲れちゃうんだな。
実は、抗がん剤の副作用対策の薬を昨日から飲んでいない。
主治医曰く、自分で薬をコントロールすること。
吐き気はしないので、吐き気止めはやめる。
めまいは軽くなってきたような気がするし、薬の効果が実感できないのでやめる。
腸を動かす薬は、二日前に下痢になり、たいへんだったので、しばらくやめる。
発熱は無いので様子見。
口の中の粘膜、お尻の穴、皮膚、髪の毛は、かなりお疲れのご様子です。
抗がん剤投与(ABVD)2コース1回目 [抗がん剤投与]
診察予約10:00、投与開始予定10:30~
病院には9:10に到着し、初めての輸液療法室で採血、血液検査。
10:30、内科外来待合室へ。すごく混んでいて、椅子の空きがほとんどない。
11:00、診察、主治医曰く、触診ではもう腫瘍は認められない。血液の状態もそれほど悪くない。
現在のところ、化学療法が良く効いている。副作用も概ね想定内で、ここまではほぼ順調。
怖い種類の肺炎と感染症が心配とのことで、助からない種類の病気にならないことが大切。
発熱したら翌日には病院に来ること。
白血球は3,310、退院時より少し増えている。このぐらいあれば良いらしい。
結局、抗がん剤の点滴は午後になってしまった。
なかなか、薬が来ない。いつものこと。
この病院の輸液療法室は癌患者の抗がん剤投与を専門的に行う場所になっているらしく、個別に仕切られたスペースにリクライニングシートとテレビがあった。テレビは無料。
点滴の痛みに耐えられず泣き叫ぶ老人がいた。
気持ちはわかる。この室にいる看護師も患者もその家族も、全員が・・・わかっている。
と言いつつ、ダカルバジンの点滴は痛い、血管が・・・・・
水も飲まなければ・・・・・。今日は水がなかなか飲めない・・・・・。吐き気か?胃痛か?良くわからない・・・・・。
無理やり2リットル飲んで、ブレオ、エクザール、アドリアシン(赤い薬)までは、尿の色で排出を確認した。
今日は今までで一番気持ち悪い。
新しい薬の追加があり、副作用がまた、増えそう。
点滴終了16:00
今日もすごく疲れた。
ABVD投与3回目にして吐き気が発生 [副作用(抗がん剤)]
昨日、3回目の抗がん剤を投与してから、ずっと気持ちが悪いです。
大学を卒業して建設会社に就職したときに経験した神経性胃炎のような状態で、時々吐き気がする。
吐き気の薬を飲んでいるけど、胃がやられているのだろうな。
水がなかなか飲めない。水を飲まないと便秘になりそうだし。コントロールが難しいな。
点滴を打った血管も固くなって痛い、痛い。
口内炎は治ってきたので、免疫力が高くなってきたのかな。
脱毛量も減少してきた気がするけど、昨日の点滴で、また抜けるんだろうな。
3月の子供の卒業式までにあと4回も打たれたら、スキンヘッドにするしかないか。
眉毛もなくなっちゃうのかな。
いやだなあ。
死なない選択の代償として、受け入れざるを得ないとは思うけど・・・・・
スキンヘッドが似合う男になりたいな。
でも、いつか、死ぬ方を選択するときが来るのかもしれない。
脱毛には波がある [副作用(抗がん剤)]
脱毛のパターンがわかってきた。
2回目と3回目の抗がん剤投与では、3~4日目からサクサク抜けてきて、5日ぐらい抜け続ける。
抗がん剤投与後、便秘必須。
今回はめまい減少したが、吐き気と胃のむかつきがひどい。
食道から胃までの間の粘膜が敏感な感じ。食欲はありながら、途中で食事をやめることも・・・
3回目のダカルバジン投与で、初めて点滴ラインにも遮光フィルムを付けてもらった。
点滴中は「あまり効果がないな、痛いの我慢しないと早く帰れないからな。」と思っていたが、
点滴後は前回より血管痛が大幅に少ない。この程度なら十分耐えられる。
看護士さんのスキルによって対応が違うなんて、ちょっと悲惨だ。
お願いですから、最善を尽くしてくださいね。
24歳にして癌で亡くなったカメラマンの話 [死と向き合う]
私の本棚に一冊の写真集があります。
若本俊雄写真集「白鳥」生命の賛歌という写真集です。
彼は報知新聞社の契約カメラマンで高校野球などの報道写真を撮りながら、ライフワークとして猪苗代湖などで、白鳥の写真を撮っていました。
平成2年3月に余命1年の宣告を受け、抗がん剤治療を始めますが、平成3年1月には苦しい副作用に耐えながら、猪苗代湖へ撮影に出かけます。医師の判断を無視しての自殺行為です。
平成3年3月下旬に白鳥の撮影を終え、4月に亡くなっています。
白鳥は渡り鳥なので、3月に日本を旅立っていくのです。
彼も白鳥たちとともにこの世を旅立って逝きました。
「医師の判断を無視した自殺行為」と書きましたが、そうしなければ彼のライフワークは成し遂げることができなかったのだと思います。仮に医師の言うとおりに治療を続けていたら、おそらく二度と白鳥の撮影ができなかった可能性があります。私は彼の判断は正しく、それもギリギリまで、納得がいくまで、自分の生命をコントロールしたのだと思います。
「生きる」ということの価値は、その時間の長さで決まるものではなく、「何をしたいか」という、その人だけの固有の価値観によって「人は生きるべきもの」だと思います。「生きることの価値観」は本人以外には解らないことであり、本人の意思が最大限尊重されるべきだと思います。そのためには医師も、家族も、その他の関係者も自分たちの立場を超えて、患者に協力しなければ、患者が我慢をする或いは犠牲になることになります。それだけは止めるべきです。そうしないと彼のように自殺行為を決行するしかなくなってしまうのです。
私がこの写真集を購入したのは、おそらく平成7年頃だったと思います。結婚する前に、白鳥など野鳥の写真を撮っていた時期がありました。本屋で偶然出会ったこの写真集に感動し、思わず購入したのだと思います。
20年後、まさか、自分が癌になることなど全く考えていませんでした。
今、死と向き合った彼の気持ちが良くわかります。
私は何故この写真集を買ったのか、そして、結婚や子供達の成長を見守りながらも20年間、この写真集を大切にしてきたのか、私は彼のようになりたいと思ったことはないのに・・・・・・
昨年、私も初めて写真集を作りました。子供たちの部活の写真集です。
薄暗い体育館で動きの速いスポーツの決定的瞬間を一眼レフカメラで連射する快感、これが私の唯一のストレス解消手段でした。
長男の高校受験も峠を越え、超難関私立校に見事に合格しました。
息子は父を超えました。もう、心配することはありません。
父は自然派カメラマンに今一度戻って、ライフワークといえる写真集を作りたい。
そのためには自殺行為も覚悟するつもりです。
左腕がうずく(疼く) [副作用(抗がん剤)]
3回目のABVD投与後、左腕が疼く。
いつも左腕に点滴をしてもらうので、最初はダカルバジンによる血管痛だと思っていた。
ところが、次第に腕全体に鈍痛が出てきて、今は左肩まで影響が出ている。
「うずく」という表現は、「波打つような痛み」というか、「うごめくようなだるさ」というか、すごく嫌な感じの倦怠感と重たい痛みである。
インフルエンザに感染して、高熱が出る前の状態のような倦怠感と鈍痛がある。
抗がん剤投与前にリンパ腫が増殖していた時の感覚にも近い「疼き」なのである。
抗がん剤投与(ABVD)2コース2回目 [抗がん剤投与]
白血球数2,700、これまでの最少値だったが、好中球数(SEG)が42%まで上昇し基準値内に入っていた。
予定どうり、抗がん剤投与、ダカルバジンの投与開始とともに血管痛が発生した。
厳しい痛みだったが、10分ぐらい我慢したら、痛みが無くなってきた。60分でダカルバジン終了。
病院到着9:00、血液検査、診察、抗がん剤投与完了15:00。
診察待ち、薬剤待ちの時間が長いので今日も一日仕事。
抗がん剤の投与は本当に疲れる。
主な副作用は気持ち悪い、食欲はあっても食道が敏感で食べ物がのどを通らない。水も飲みたくない。
血管痛はほとんどないみたい。これって本当にうれしいこと。
血管痛がひどい人は、点滴する血管を色々と変えるらしいけど、私は一貫して最初に投与した血管に限定しています。
左手の同じ場所に点滴しています。両手に血管痛では生活に支障が出ると思うから・・・・・・
抗がん剤の投与日が一番脱毛が止まる時期なのに、また3日目から激しい脱毛が始まるはずです。
もうだいぶ薄くなってきた。
いつもは、抗がん剤投与後、便秘が始まるのだが、今回は下痢気味。
めまいは、ほとんどなくなってきたので、薬も飲んでいない。
2度目の口内炎も、もう少しで治りそう。
2度目の痔も治りつつある。
まだまだ、先が長いので頑張らなくては・・・・・