経過観察:寛解後7か月 [血液内科]
今日は6回目の経過観察日でした。
寛解後、7カ月が経過しました。
経過観察はいつもドキドキします。
結論から言うと、「異常なし」、血液検査も診察結果も良好でした。
身体の具合は決して良いとは言えないのですが、再発の気配は無いようです。
主治医が変わり、初めての診察でした。
今度の医師は、患者の症状や悩みを聞いてくれません。
スケジュールも勝手に決められてしまいます。
人柄は良さそうですが、かなり、一方的な医師のようです。
既に、来年の2月に全身のCTが予約されており、次の診察日も医師が決めていました。
患者の都合は無視。
今後は、寛解後5年が経過するまで6カ月ごとにCTを撮るそうです。
それから、「オーダーメード医療の実現プログラム」という
文部科学省の委託事業に協力することになりました。
38疾患の患者の血液を10万人分採取して、遺伝情報と薬の関係を研究するのだそうです。
私は「造血器腫瘍」という疾患部門のようです。
未来の医療の発展に貢献することにしました。
私自身も知らない自分の個人情報を提供することになるのですが、
特に困ることも無いと思います。
何か、特典があればよいのですが、ボランティアだそうです。
今日の病院はたいへん混んでいました。
採血は25人待ちで、診察も予約時間から1時間待ち、半日では終わりませんでした。
ABVDからアドセトリスとAVD併用療法へ [新薬]
シアトル・ジェネティクスと武田薬品工業株式会社は、アドセトリスをベースとする新規の併用療法により、標準治療のあり方を塗り替えようとしているという記事がありました。
シアトル・ジェネティクスと武田薬品はアドセトリスを共同開発しています。
世界の大半で、新規診断ホジキンリンパ腫に対する標準治療は30年以上にわたって変わっておらず、世界的に認知された4種類の化学療法剤から成るABVD(アドリアマイシン、ブレオマイシン、ビンブラスチン、ダカルバジン)を基礎としており、ABVDからブレオマイシンを除いてアドセトリスとAVDを併用した新規組み合わせによる臨床試験を行っているそうです。
新規にホジキンリンパ腫と診断された患者の約25パーセントは、初期治療が奏功しないか、最初の2年以内に再発する。これに対し、新たな治療薬候補として、現在の治療薬より効果が長く続き、再発率を低下させる治療薬の発見に関し、大きなニーズが存在するとのことです。
アドセトリスとAVDの併用を評価した第1相試験から得たデータは2012年と2014年に発表され、患者25人中24人(96パーセント)が完全寛解を達成したことを示すものだったとのこと。長期フォローアップデータでは、3年間の全生存率が100パーセント、3年間の治療奏効維持生存率が92パーセントであることが実証されたらしい。患者の30パーセント以上で発生した全グレードの有害事象で最も頻度が高かったのは、好中球減少症、悪心、末梢感覚神経障害、疲労、嘔吐、下痢、不眠、骨痛、便秘、脱毛だったとのことです。
リンパ腫は、リンパ系で発生するがん種を示す一般名称で、最も一般的な血液がんであり、ホジキンリンパ腫(HL)と非ホジキンリンパ腫という2つの主要なカテゴリーがある。古典的HLは、CD30陽性リード・シュテンベルク細胞の存在という特徴によって他のリンパ腫と区別されるとのこと。
アメリカがん協会によると、2015年に米国で約9050例がHLと診断され、1150人以上がHLによって死亡すると見込まれるらしい。
リンパ腫連合によれば、世界で毎年6万2000人以上がHLと診断され、毎年約2万5000人がHLで死亡しているとのこと。
抗がん剤の効果が向上することは望ましいことですが、副作用はあまり変わらないようです。
月に一度の歯科診療と自己流味覚テスト [口腔機能管理]
今日は月に一度の歯科診療でした。
口腔内に異常はなく、唾液の分泌障害も、味覚も変化なし。
つまり、悪化はしていないが、良くなってもいないのです。
今の状態が平常になってしまうのかと、思い始めました。
味覚テストのために、「田所商店」の「信州みそ炙りチャーシュー麺」を食べてみました。
このラーメンが美味ければ、味覚は改善したとみなすことにしました。
ところが・・・・
テスト結果は、残念な結果でした。
野鳥たちは秋の味覚を堪能しているようです。
うらやましい。
病院に行く前に撮影しました。
勤労感謝の日、本当は新嘗祭(にいなめさい) [その他]
非常に重要な宮中祭祀が行なわれる日だそうです。
新嘗祭は天皇が日本国民を代表し五穀豊穣(豊作であること)そして命の糧を授けて頂いたことに対する神への感謝を
捧げるための収穫祭なのだそうです。
敗戦後、GHQによる日本弱体化政策により、日本国民から天皇という絶対的な精神的支柱を失わせることにより日本を骨抜きにすることを狙い、アメリカが自国の祝日にこじつけ「勤労感謝の日」という名称を適当に付けたらしいです。
「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨は日本政府が後から考えたらしいです。
収穫に感謝し、いつまでも日本の米を食べたいです。
味覚と唾液が正常に戻ることを祈りつつ・・・・
同窓会で新展開 [死と向き合う]
昨日、高校時代の同窓会に参加しました。
4年ぶりの開催です。
近況報告ということで、悪性リンパ腫に罹患したことを告白したのですが、
スピーチをしている間に「死にたくない」という感情がこみ上げてきました。
スピーチをしながら自問自答していました。
「おまえは、死ぬ覚悟はできていたんじゃなかったのか?」
これまで顕在意識の中に「死にたくない」という感情は存在しなかったのです。
社会復帰した時も「死ぬ覚悟はできている」という気持ちで臨みました。
しかし、同級生達の前で、「死にたくない」という潜在意識が目覚めてしまったようで、
自分でも意外でした。
また、同級生の中に、20年前に私と同じタイプの病気になったという人がいました。
日本人には非常にめずらしいタイプの病気なのに、
自分の知り合いに同じ病気の経験者がいたことに、たいへん驚きました。
その方は抗がん剤治療後、20年間再発していないということでした。
その話を聞いて、死にたくない感情に拍車がかかりました。
さらに、日赤に勤められていて、血液センターでの経験が多く、
血液疾患の知識や人脈が豊かな方もいました。
再発した時には相談できそうです。
そして、私は次回の同窓会の幹事になりました。