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大型連休前は投薬漏れに注意 [放射線治療]

医師も気分はGWなのかね?

放射線の照射と診察を終え、会計をしたら、今日もらわなければならない薬が出ていない。

院内薬局に、医師への確認を依頼したら、診療科に戻って医師に申し出てくださいとのこと。

結局、約1時間も余計な時間を盗られた。

患者の立場で診療してくださいよ。

昨日から、お願いしていたのに・・・・。昨日、看護師も診察に同席していたのに・・・・・

気が付いてほしかったな?

この連休中に副作用がピークになりそうだと言ってたくせに・・・・

患者にとって、連休中に薬が切れるのは恐怖である。

ガッカリさせないで欲しい。

あらゆる面で、放射線治療が終わるまで耐えるしかないのか?


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あごひげが生えなくなった [副作用(放射線)]

抗がん剤の投与が終了してから、ひげが毎日伸びてきた。

放射線照射を始めて20日目、口ひげは伸びているが、あごひげはほとんど生えなくなった。

あごには、生検でリンパ節を採った傷があるのだが、放射線照射後に一度、炎症を起こした。

襟足の毛はまだ生えているようだが、そろそろ抜けるのだろうか?

抗がん剤で8割ぐらい抜けてしまった頭髪はまだ生えてこない。


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味覚障害(塩味) [副作用(放射線)]

のどと口の中の痛みに加え、味覚障害が発生している。

味噌汁やカップラーメンが味気なくて、うまくない。

家族と味覚チェックをしてみたが、塩味がわからなくなっているようだ。

何にでも塩を振りたくなる。

塩辛がものすごく食べてみたい。

ぶどうジュースなどは苦いだけで、うまくない。

まともなのは、牛乳や豆乳ぐらいかな。

うまいものが、なかなか見つからない。


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味覚障害(甘味) [副作用(放射線)]

甘味も感じなくなっている。

チョコレートがコーティングされたアイスクリームを一口食べたが、味がわからない。

チョコレートもバニラも・・・・・

甘くない。


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放射線照射による脱毛始まる [副作用(放射線)]

パジャマを洗濯しようと思ったら、襟に短い毛がたくさん付いていた。

脱毛だ。

いよいよ始まったか。


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リンパ節が腫れている [その他]

左右のあごの下に一つずつリンパ節の腫れを発見。

あまり固くないし、少し痛い気がするので、再発ではないと思うのだけれど・・・・・


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右手の指先の感覚が・・・・ [副作用(抗がん剤)]

右手の指先に感覚障害が出てきた。

抗がん剤の副作用による末梢神経障害だろうか?

左手の感覚はほぼ正常なのだが、右手の指先は明らかに感覚が鈍い。

右手と左手の指先の違いは、爪の形にある。

感覚が鈍くなった右手の爪は、反り返っている。

先に症状が出た両足のかかと付近の感覚障害も進行しているような気がする。

抗がん剤も放射線も怖い。ネットで調べると末梢神経障害は回復しない場合もあるらしい。

命を継続するための犠牲として、割り切らなければならないとしても、

ある程度の経験を経たうえで、どこかにボーダーラインを引かなければならないと思う。


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猛省しています [死と向き合う]

病気になってから猛省しています。

1) ハゲている人をバカにしてごめんなさい。→ 抗がん剤の副作用による脱毛を経験し、猛省しました。

2) たくさんの嫌いな人に「早く死ね」と陰口を言ってきました。→ 自分が死にそうになり、猛省しました。

3) 恨んでいた人がいました。→ 恨んでも何も良いものは生まれないので止めました。

4) 組織で出世したいと思っていました。→ 自分には出世が似合わないことを悟りました。(復帰して自らの人徳の無さを痛感しました。職場の仲間は自分から離れて行きました。実に情けない一匹狼でした。)

5) 真実や本音を語らない人は卑怯者だと思っていたため、毒舌だと言われてきました。→ 発言する前に一度、飲み込むことにしました。

以上、5月7日までの猛省です。


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奇跡が起きないかなあ? [副作用(放射線)]

のどの痛みが少し減って、飲み込めるものが増えてきました。

うどんと卵かけごはんが飲み込めるようになりました。

しかし、味はほとんどわかりません。というより、何を食べてもマズイ味です。

今日、放射線科の診察があり、味覚障害はどのくらい続くのかと医師に尋ねたら、1年くらい続くかも?との回答。

えっ・・・・・もう、勘弁してください。

また、今朝は、起きてから1時間ぐらい声が出ませんでした。

口も乾きます。唾液分泌障害です。これも1年ぐらい続く可能性があるとのことです。

やはり、食は重要です。「おいしい」って、とっても幸せなことだと、つくづく思う日々です。

水もゴクゴク飲めます。痛いけど・・・・

やっと飲み込めるようになったのに、食べたくない。

奇跡が起きないかなあ?


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脱毛の終了と開始 [副作用(抗がん剤)]

最後の抗がん剤を投与してから46日目、ようやく脱毛が終わったようです。

浴室で頭を洗い排水溝をチェックしましたが、抜け毛無し。

生き残った毛は伸びていますが、新しい毛が芽吹き始めたかどうかは不明です。

それとも、現在、残っている毛は非常に柔らかいので、生え変わった毛なのでしょうか?

抜けてから生えるのか?抜けながら生えるのか?良くわかりません。

眉毛とまつ毛は抜けませんでしたが、それ以外の毛は八割方減りました。

おそらく、抗がん剤の副作用による脱毛は終了したと思いますが、今度は放射線の副作用で後頭部に限定した脱毛が始まる予定です。


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周術期口腔機能管理 [口腔機能管理]

今日は16回目の放射線照射と歯科診療。

のどの炎症はまだひどい状態らしい。

唾液分泌障害のため、歯の掃除をしてフッ素を塗布、虫歯対策とのこと。

放射線照射による唾液分泌障害の患者は急激に虫歯が増えるらしい。

これからは2週間に一度の歯科診療が必要とのこと。

「味覚障害を何とかしてください。」

「それは無理」とのこと。


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読書「死と闘わない生き方」 [読書]

芥川賞受賞作家で住職の玄侑宗久氏とがん医療の外科医、土橋重隆氏の対談本です。

特に土橋氏の考え方は私の考え方とシンクロします。

がんになる原因は解らないケースがほとんどだと思いますが、理由があるはずだということ。

その理由は「生き方」にあって、「生き方」から発生するストレスががんを作ってしまうのではないか?

「生き方」を変えれば、がんは治る。「生き方」を変えないとがんは治らない。

病気イコール悪いものではなく、意味があって起こる。つまり、生き方が悪い。生き方を変える必要がある。

土橋氏の経験では「治そうとしない人が逆に治ってしまう。」

これには私も同感なのである。

私の記憶に残るのはニュースキャスターの逸見氏の会見である。

「自分の精神力でこのピンチを乗り越えたい」と闘病からの生還を宣言していた。

がん患者の闘病ブログを見ても「絶対に負けられない」という意思表示は少なくないが・・・・・

現実には、医師に任せ、薬に任せ、治療に任せて、患者はひたすら耐えるだけ・・・・では治らないのである。

自分の力で治すことが基本で、多くの場合、医療は補助的なのだと思えてならない。

土橋氏は、がんは心の病気だと言う。心ががんをつくるから、心でがんを治せると・・・・

がんは頑張る人がなる病気だと・・・・

がん患者のブログの中には「頑張らない」という表現を使う人もいる。分かっている人なのかもしれない。

頑張る人ががんになってしまうのなら、頑張らない生き方をすればよいのだと思う。

また、土橋氏の経験によると、乳がんの場合、強い肉体的ストレスを受けた人は左側に、精神的ストレスが蓄積された人は右側にできるらしい。

5年生存率について、5年経ったら再発しないという解釈ではなく、医師の解釈は5年生存したら治療の効果があったと見なすという考え方だという。医師と患者の間には理解の仕方にギャップがあることを知っておく必要があるのだ。

治療しないで、治る人がいる。

がんになって、生き方が変わったとき、がんが治る。

自分の免疫で・・・・

つまり、がんを排除するだけでは治らないというのである。

余談になるが、体内記憶を研究した産婦人科医の話では、記憶をどんどんさかのぼると、前世の死の記憶を持っている子供が複数いて、閻魔様(えんまさま)に次の2つの質問をされるのだという。

(1)好きなことをやってきたか?

(2)楽しかったか?

1600人以上のデータから導き出されたそうです。

これを知って困りました。

私はまだ死ねない。答えに迷ってしまうから・・・・・


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放射線治療終了 [放射線治療]

今日は17回目の放射線照射、最終回でした。

ようやく終わったとはいえ、倦怠感が凄い。

午前中は、寝不足ではないのに仕事中に眠くなってしまった。

昼飯もあまり食べられないし、フルタイムで働くのはまだ厳しい。

一週間、仕事を休んで、副作用の様子と体調を整えることにしました。

その後、完全復帰をしようかと・・・・

私の場合、抗がん剤治療より、放射線治療の方が辛かった。副作用が・・・・

それに、抗がん剤の効果は実感できましたが、放射線の効果は全く分かりません。

本当に必要だったのか?

現時点ではなんとも言えない。

5年以上再発しなければ、効果があったと認めよう。


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放射線宿酔になったらしい? [副作用(放射線)]

昨日から体の調子が悪い。

気分が悪く、時々吐き気がしたり、立ちくらみが起こる。

ネットで調べてみると、どうやら放射線宿酔が発生したようだ。

放射線宿酔の「宿酔」とは「二日酔い」という意味があり、照射後に二日酔いに似た症状があらわれることがあり、このように呼ばれている。

放射線線宿酔は放射線療法の副作用としては、あまり頻度は多くない。

放射線宿酔の原因は、はっきりとは解明されておらず、照射により正常細胞がダメージを受け、そのときに産生される老廃物やアレルギー反応による影響ではないかと考えられている。

放射線宿酔の症状としては、倦怠感や食欲不振、吐き気やめまいがするなどの症状がある。

ただし、このような症状には放射線療法や病気に対する患者の不安やストレスなども影響する。

この症状の程度や時期には個人差があり、通常は放射線治療をはじめてから数日の間に起こることが多い。

また、放射線宿酔の強さや頻度は、放射線治療が行われる部位によっても異なる。

この放射線宿酔は、一過性のものなので、特に心配は不要。ほとんどの場合、治療終了後、1~2週間で解消する。

放射線治療の副作用による嚥下障害、味覚障害がきつく、食事が難しいので、放射線治療終了後、1週間の休暇をもらっていた。

放射線宿酔は想定外だったが、お休みもらっておいて良かった。


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味覚障害(味蕾と亜鉛) [副作用(放射線)]

放射線治療の副作用は、口の中、のど、食道などに放射線が照射された場合、これらの細胞を傷つけ、炎症を起こし、口やのどの粘膜が荒れたり、飲み込むときの痛み、口の渇き、味がわかりにくいといったことが起こりやすい。
これらの症状は治療の後半になるにつれ強くなり、治療が終われば徐々に改善する。
食べ物の味を感じる味蕾は、味細胞が集まってできている。この味細胞は新陳代謝が活発で、約10日で新しい細胞と入れ替わるが、そのときに亜鉛などの微量の成分が必要になる。そのため、亜鉛が不足すると、味覚障害の原因となるとも言われている。

亜鉛の多く含まれている食品を摂ることで、症状緩和が期待されることもある。
味覚に亜鉛が関与していることはわかっているが、味覚障害を亜鉛で改善できるという科学的根拠はない。

亜鉛は普通の食事で十分摂取が可能だが、食事の量が減ったり、インスタント食品などにより食事が偏ったりすることで不足してしまうことがある。

ということで、昨日、亜鉛を含む食材を調べて、アーモンドとカシューナッツを買ってきた。

ところが、唾液の分泌が少ないので、非常に食べにくい。

その後、ブルーダイヤモンドというメーカーのアーモンド・ブリーズ・オリジナルという飲料を見つけたので、それを飲んでみた。豆乳みたいな味でなかなか飲みやすい。


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読書「全身がん政治家」スゴイ男がいたもんだ [読書]

政治家、与謝野馨氏の闘病回顧録である。

中曽根康弘氏の秘書を経て、衆議院議員初当選から10か月、39歳にして悪性リンパ腫を発症。しかし、秘書や事務所の人間、家族には内緒で、知っていたのは口の堅い運転手だけ、偽名で抗がん剤治療を繰り返し、治療期間は10年以上に及ぶ。

2度目のがんは62歳で発症した直腸がん、その翌年には前立腺がん、68歳で下咽頭がんになっている。

政界随一の政策通政治家でありながら、30年以上にわたり、4つの異時性多重がんと闘った記録は、非常に濃い内容である。

抗がん剤治療、放射線治療、手術、ホルモン療法、高気圧酸素治療など、治療内容が豊富であり、氏の治療に携わった一流の医師達が当時のカルテを元に治療の経緯を説明している。

政治家という激務を務めながら、度重なる入院や100回以上の通院に耐えられる精神力は見事である。

凄い男がいたもんだ。闘病経験者でないと解らないだろう。

政治に関心のあるがん患者やその関係者には、特におすすめです。


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耳下腺痛と頭痛に悩まされる [副作用(放射線)]

放射線治療の影響かどうかは分からないが、朝から左側の耳下腺が痛み、頭痛がする。

熱はない。単なる風邪か?

まさか、おたふくでもないだろうし・・・・

顎の下のリンパ節が腫れていて痛い。

近くに炎症個所があるということ。

のどの奥は炎症だらけだし・・・

のどか?耳下腺か?

どうも最近、調子が悪い。


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味覚障害(辛味) [副作用(放射線)]

昨日、中辛のマーボ豆腐を口にしたら、めちゃくちゃ辛い。

辛いというより、痛い。

味覚障害で、辛さがこれまでの20倍ぐらい過敏になっている。

唐辛子は完全にダメだ。


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経過観察(2) [血液内科]

今日は放射線治療終了後、初の主治医の診察でした。

当面は1か月に一度の通院、副作用や後遺症が少なくなってきたら2~3か月に一度の通院にしましょうとのこと。

主治医から聞く初めての言葉・・・「後遺症」

つまり、直らない症状ということか・・・・・・唾液分泌、それとも味覚障害、末梢神経障害???

通院はいつまで?

2年間ぐらいだそうです。・・・・・・再発しなければ?

放射線終了後、体の調子がすごく悪いのですが・・・と主治医に言うと

もう2か月位は、副作用がキツイとのこと。

特に有効な薬は無いので・・・と言いつつ、薬の種類が増えてます。

今日は病院に行って、ビックリ。すごく混んでる。順番が来たのが、予約時刻の1時間後。

血液疾患の患者が増えているのだろうか?

今日の昼は月見そば。1人前食べられた。味は分からないけど・・・

苦手なそばつゆも生卵でマイルドになると食べやすい。

昨日の昼は、大好きだった天津チャーハンを概ね1人前食べた。

あんかけをチャーハンに混ぜてふわふわの卵とともに流し込む。

イメージどうりの食べ方がうまくいった。味は分からなかったけど・・・・

要するに流動食にしないと、うまく食べられない。唾液が少ないし・・・・

朝はお茶漬け・・・・流し込む。

明日から、フルタイムで職場復帰。

頑張らないようにがんばるぞ???

つまり、がんばらないということ。


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職場に復帰しました。(フルタイム) [仕事]

今日から仕事に完全復帰しました。

まだ、食事は不自由ですが・・・・・

これまで、有給休暇、病気休暇、特別休暇を組み合わせ、何とか、休職せずに闘病生活を続けてきました。

職場の内規により、今後1年間(2016.5.12まで)、連続して病気休暇を使わなければ、病気休暇90日が来年リセットされます。

来年の4月には今年の有給休暇の残も繰り越せるので、再発に備え、今年は体調を崩して休まないよう注意すれば、1年後には再び休職せずに120日位の闘病が可能になるかも???・・・・・しれません。

まずは、1年間、再発しないことを祈るばかりです。

定年まで、6年弱、その時、生きているだろうか?

東京オリンピックは観られるのか?


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読書「穏やかな死に医療はいらない」 [死と向き合う]

点滴、酸素吸入、胃ろう、抗がん剤・・・・・は、本当に必要だったのだろうか?

外科医から人生の幕引きにかかわる「在宅緩和ケア医」に転身した医師の本音が語られています。

著者の外科医時代には、治る見込みのない患者や自然な死が近づいているお年寄りにまで、同じような治療をしていたそうです。

食欲がなくなったら点滴、呼吸が苦しくなったら酸素吸入、食事ができなくなったら胃ろう、それが当たり前だったけれども、患者を苦しめていただけではなかったかと・・・・

病院で穏やかな死を遂げることは難しく、穏やかな死に医療はいらないと言う。

患者や家族は、お医者さんに任せれば間違いないと思っているが、病院の医師は治療を続けて亡くなったケースしか知らない。治療をやめて死ぬケースを知らないという。

何故なら、「病院は病気を治す場所」だから・・・・・、フルコースの延命治療を目指す場所でもある。家族もできる限りの治療を望むケースが多いのだという。そして、危篤の時間を先延ばしし、患者は苦しみ続ける。

特にがん治療については、治療の効果より苦痛が上まわったら病院から逃げた方が良いという。医師に治療をやめたいと言えば、「治療をしないともっと苦しくなりますよ。」、「早く死んでしまいますよ。」と言われ、怖くなって苦しいだけの治療を続けてしまう。病院から追い出され、見放されてしまうことへの不安もある。

しかし、多くの医師は治療をやめたらどうなるかを知らない。そのうえ、治療を続ければ必ず治るとは言わない。

点滴はむくみをつくり、呼吸を苦しくする。枯れるように痩せていきながら亡くなる「老衰」といわれる死に方が、最も自然な人間の生き方であり死に方だと言う。

死を認めれば、死は苦しくなく、少し長く生きられる。

死を認めなければ、死は苦しく、命は短くなると言う。

抗がん剤は、がんを退治する薬ではなく、がんを退治できる可能性に賭けるチャレンジの薬だと言う。抗がん剤には中止のタイミングがあり、中止のタイミングが良ければ最大の延命効果がある。そのタイミングは効果と副作用が逆転し、副作用から回復しなくなる時だと言う。そのタイミングを逃すと死に向かってしまう。なんとなく解る。死に至る副作用と戻らない後遺症のことだと思う。

在宅緩和ケアは治す治療ではなく、患者と家族の心を診る医療だと言う。死を受け入れる大切さ、最後の日まで生きることの大切さを理解してもらうこと・・・・・

終末期になったら、治療の止め時を自分で見極めることが必要。医師や家族の意見は参考にしても、最終的には自分自身で決断すること。

医師から「こんな状態では帰せない。」と言われても、在宅医療のサポートがあれば家で過ごすことは可能。自宅に帰りたくなったら、帰る。

信頼できる在宅医療スタッフを早めに見つける。症状が悪化したり、意識状態が悪くなったりしたときは、救急車ではなく在宅医療スタッフを呼ぶ。

口から食べられなくなったら、人工栄養や点滴は望まない。

自分の体の訴えに素直になり、「身体にいいこと」ではなく、「心にいいこと」、「身体が望むこと」をする。

なかなか、参考になる内容でした。おすすめです。

この本を読んだ後に、私の地域の緩和ケア施設等について調べてみましたが、緩和ケア病棟のある病院の情報ぐらいしか出てきませんでした。しかし、今後、再発した場合には病院と緩和ケアとの連携を重視して、病院を選びたいと思います。この本の医師のような在宅緩和ケア診療所はどこにでもあるというものではなさそうです。

いつか、必ず必要になる問題だと思います。


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大腸がんで亡くなった同僚を想い出す [死と向き合う]

昔、大腸がんで亡くなった同僚を何故か想い出した。

それほど、付き合いがあったわけではないが、印象深い想い出がある。

彼は、人間ドックで精密検査の指示が出たが、仕事が忙しくて病院に行かなかったそうだ。

具合が悪くなって、病院に行ったときには末期がんで、完全に手遅れだったらしい。

反社会的勢力がしばしば訪れる部署があり、彼がその部署にいた時に、飲み会で話したことがある。

「たいへんな部署なんだって・・・」、すると彼は、「自分で希望したんだ。」

私、「どうして、・・・」

彼、「みんなが嫌がる部署へ、異動希望を出すことにしている」と・・・

彼は凄く仕事ができる優秀なタイプというわけではなく、努力家タイプだった。

しかし、その日以来、私の彼を見る目が変わった。

彼の男らしさを尊敬せざるを得なかった。自分は年下の彼に勝てないと思った。

死ななくても良かったのに・・・

でも、こういう生き方が、彼のこだわりだったのだと想う。

そして、彼は後悔せずに死んだのだと想う。

自己満足して死んだのだと思う。

結局、人生とは自己満足に尽きるのではないだろうか?

私は自己満足して死ねるだろうか?

⇒ ”NO”

中途半端な人生を送っているような気がしてならない?

死ぬときは、謙虚な方が良いのか?わがままな方が良いのか?


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体重3キロ減 [副作用(放射線)]

抗がん剤治療終了後、体重が増えて一度は闘病前に戻りましたが、

放射線治療の副作用で、体重が約3キロ減少しました。

最近、ようやく胃のむかつきは収まりましたが、味覚障害と唾液分泌障害で、なかなか食べられません。

食べたいと思って、食べてみるのですが、まずくて、唾液が足りなくて、食べるのがめんどくさくなって・・・・・

結局、一口で食べるのを止めることが少なくありません。

味がわからないので、子供たちに、つい、聞いてしまいます。

「これ、うまい? うまいよね? 本当に・・・ いいなあ!」、こんな感じです。

今、確実に食べられるのは、永谷園のお茶漬け(メインです。)、卵かけごはん、小さいカップラーメン、レタスやキャベツに塩。

ダイエットだと思えば悪くはないのですが、

問題はいつまで続くのか?

うまいもの・・・・・喰いたいな。


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半袖の季節、罹患後初 [その他]

10年前には考えられなかったクールビズ?

最近は、夏場のノーネクタイは当たり前、ボタンダウンの半袖シャツでもOKになり、昨年、フェアファックスの半袖シャツを7枚買ってしまった。白が3枚、ブルーが3枚、紺スト1枚。

しかし、抗がん剤の点滴をした左腕に、赤茶色の血管が3本くらい浮き出ている。

ダカルバジンの血管痛に耐えた勲章だが、おそらく、初対面の人が見たら気持ち悪いだろうな?

これは想定外だった。半袖はプライベートだけにしようかな?

今年は、5月の気温が30度ぐらいまで上がるのだから、真夏は40度くらい行くかも・・・・

近年、あまりにも暑いので、一昨年、ゼニア社(伊)のクールエフェクトという生地でスーツ1着とパンツを2本、オーダーしてみた。

この生地は太陽光を80%反射し、スーツの表面温度を約10度下げることを可能にしたというもの。

これが素晴らしく、軽くて、涼しくて、快適である。今年はすでに着用している。

最近は、スリーシーズンの服がいらなくなってきた。真夏用と真冬用が必要で、春と秋は適当に・・・・

でも、もう、洋服はなるべく買わないようにしよう。

必要な分だけ・・・・・


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「がんばらない」ことを真剣に考える [その他]

なんとなく、「がんばらない」ことを真剣に考えてみたいと思う。

自分自身は病気になるまでは頑張る人だったと思う。(自己評価)

昔、飲み屋のカラオケで歌っていたときに、ホステスに「もっと優しく歌えないの?」と言われたことがある。

つまり、一生懸命歌い過ぎていて、聞いていると疲れるということらしい。

病気になってから、頑張っている同僚や部下を見ていると、確かに、見ているだけで気疲れする輩がいる。

今年、受験した息子を見習う場面があった。

息子は超難関私立高校を第2希望にして、第1希望を通学が便利で制服の無い公立高校にしていた。滑り止めは老舗私立高の特待生枠だったが、すべて合格した。良く頑張ったと思う。

凡人なら、可能な限りレベルの高い学校に入学し、少しでも見栄を張りたいところだが、息子はレベルの高い学校のビリに居るより、余裕をもって新しい学生生活を送りたいと考えたらしい。余裕がある。本当はもっと頑張れたのか?

考え方が凄いな。おまえは新人類か?、ゆとり世代か?確かに受験はゴールではないし、実力さえあれば、ブランドや肩書に特段の意味はない。

世の中では、ポストが人をつくるというケースもあるが、実力の無い人が頑張ってポストだけを獲得しても、ゴールまで行くのはかなり辛いと思う。本人も、周囲の人達も・・・・・
さらに、責任の取り方も辛くなるだろう・・・・

世の中には、人を使って役に立つ人と、人に使われて役に立つ人がいたりするものである。

とは言っても、それぞれが「がんばる」ことで必ずしも報われるとは限らないわけで、逆に頑張らなくても収まるところに収まるような気がしてならない・・・・

「がんばってください」とか、「がんばれニッポン」とか、ただ単に、日本人の口癖になってしまっているのではないか?

がんばらないとダメなのか・・・日本人は・・・

今一度、良く考える必要があるような気がしてならないのだ。

つづく


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読書「がんばらない」 [読書]

「がんばる」という言葉に違和感を感じ、自分自身の中で整理ができなくなっていた。

そのものズバリのタイトル本「がんばらない」を読んでみた。
著者は、患者の来ない地方の幽霊病院を理想的な病院に変身させた立派な医師である。この本には終末期の患者を看取る心温かい人間模様が記されている。
いろいろな登場人物が出てくるが、ありのままに生きた人たちばかりである。
死ぬまで、ありのままに生きることが素晴らしいことなのだと気づかせてくれる。

人生すべてが競争ではない。

がんばって、がんばって勝つだけが人生ではない。勝てない人生だってある。

ありのままに生きれば良い。

「がんばる」という言葉は、自分自身に対してのみ有効な言葉であって、他人に対して使ってはいけない言葉なのではないか?と思う。

自分が頑張りたい時、頑張れる時に意識すれば良いのであって、頑張りたくない時や頑張れない時に、がんばってしまうと身体にも心にも良くないという結論に至った。

人にもよるのだろうが、しばしば、責任感や義務感が増幅し、無理をしてしまうことが少なくない。頑張れるかどうかは、やる気があるか無いかではなく、やり甲斐があるか無いかという価値観によるものだと思う。

責任感や義務感だけが先行すると頑張れない。頑張るためには原動力となる「志」が必要不可欠なのだ。そして、「志」という燃料が切れかかっている時にがんばってしまうと壊れてしまったり、動けなくなってしまうような気がする。

つまり、「がんばれ」という言い方は、自分自身に対する言葉であって、他人に対して使うのは非常に無責任なことだと思うのである。

言われた人が、もう既に限界まで頑張っている場合には、死ぬまで頑張れ、又は死ぬほど頑張れという意味になってしまうだろう。だから、この言葉は口癖のように軽々と言ってはいけない言葉なのだと思う。「がんばれ」は応援する言葉の域を超え、責める言葉になってしまう可能性があるのだ。

少し、整理ができたような気がする。

これまでの自分は、「がんばる」資格が無いのに頑張っていたのかもしれない。

だから、これからは「がんばらない」で行こうか?

いや、「がんばれる」ものを、もう一度さがしてみようかと・・・・・

今の仕事は嫌いである。今一度、好きになれるかどうか?

ダメならほかの仕事を探すしかないのだが・・・・


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