抗がん剤投与(ABVD)4コース1回目 「坊主か、バーコードか」 [抗がん剤投与]
3月10日(火)7回目の抗がん剤を投与しました。
白血球数2,930、いつもと同じくらい。
ダカルバジン(抗がん剤)の副作用で、これまで点滴をしてきた血管が赤く浮き出て固くなり、点滴の翌日以降も一週間以上厳しい痛みが続いていたので、今回は「血管を替えてください。」とお願いしました。
これまで左手の甲側親指方面に注射していましたが、同じ手の小指側の血管に引っ越しました。
今回は血管痛がほとんどありませんでした。ただし、血管痛が無くても抗がん剤投与は非常に疲れるということがわかりました。そういえばいつも体温が投与の前後で0.5度以上、上昇し病院からの家路には汗をかきます。
健康な血管は吸い込みが良いです。
利き手の右腕だけはまだ使いたくありません。両腕に支障が出れば生活に影響が出るからです。そんなことを言っている余裕がなくなるまでは・・・・。
現在の副作用は、気持ち悪い、食べ物や飲み物ががまずい、舌にできた口内炎、痔(出血あり)、血管痛(改善中)、倦怠感、脱毛、痔のため便は下痢気味にコントロールしている。
主治医曰く、 「脱毛はありますか?」・・・・・「かなりある。」・・・・・「元々の量が多かったですものね?」・・・・・
主治医は脱毛の度合いが少ないと思っているようだ。
しかし、中途半端が一番困る。
坊主にするか、バーコードが完成するまで現状を維持するか?
次回は、最後の抗がん剤投与になる可能性が高いです。造影剤CTの撮影結果により、放射線治療に移行します。
未知の世界なので不安です。3週間(月曜から金曜)連続で照射するということと、カルテに30という数字が記載されていましたが、予習をしていなかったので、帰宅後にネットで調べてみました。
月曜から金曜の5日×3週間=15回、30グレイ/15回=2グレイ(1日線量)ということだと思われます。次回、主治医に詳しく説明してもらいます。CTの結果次第ではありますが・・・・。
ネットで調べると、悪性リンパ腫には放射線治療が良く効くらしいですが、再燃・再発の可能性も高率だとか。
できる治療、効果のある治療をする。(抗がん剤の効果は凄い。身を以て体験した。)
できない治療、効果が不明な治療はしない。延命だけの治療もしない。
つまり・・・・。決断が必要なときに、「抗がん剤投与の副作用より厳しい苦痛」と、「苦しむ時間」を交換する価値(イベント)があるか。
死ぬことは、誰にとっても必要なことだから、問題はいつ死ぬかでしょ・・・。
受験勉強だと「今でしょ」ということになるのですが、「自分で死を決められることはある意味、幸いなことではないのか。」と・・・・・・
これまでの主治医との会話の中で、私の現在の主治医は、「正確なデータに裏付けられた治療方法以外は信じない。」と言っていました。
論文のデータが正しいかどうかは学者の責任でしょうか、それとも医者の責任でしょうか?
少なくとも患者の責任ではありませんが、患者は何かを信じることになるのだと思います。
株の世界に似ているような?
少なくとも、評論家は信用できません。(癌治療の世界には多いのでしょうか?)
最終的には、「信用できるかどうかわからないデータを信じるかどうか。」ということになりそうです。
コメント 0